子どもと庭

皆様は、「子どもと庭」と聞いてどんなイメージが浮かびますか?

子どもにとって外で遊ぶ事はとても大切なことです。
鬼ごっこや、虫取りなど・・・自然に触れたり、お子さん自身の体力を作ったりする事ができます。
また、お子さんにとって、幼少期に遊んだ体験が大きくなっても心に残り、庭を見るたび思い出されます。

今回のコラムでは、お庭でお子さんと過ごす事に 焦点を当てていきたいと思います。

現代の子ども


現代の子どもは以前に比べて体力が落ちていると言われています。

【 現代の子供の主なイメージ 】
■あまり外で遊ばない
■ゲーム機を持っている
■公園にいても友達とゲームをしている

・・・など

現代の子どもの体力低下の原因としては、次の3つの事が挙げられます。


  1. 学校外の学習活動や室内遊びの時間の増加による、外遊びやスポーツ活動時間の減少。
  2. 空き地や生活道路といった子どもたちの手軽な遊び場の減少。
  3. 少子化や、学校外の学習活動による仲間の減少。

現代の社会においては、屋外で遊んだり、スポーツに親しむ機会を意識して確保していく必要があります。
特に保護者の皆様が子どもを取り巻く環境を十分に理解し、積極的に体を動かす機会を作っていきましょう。小さなお子さんに関しては、一緒に公園やお庭で遊んであげると良いのかもしれません。
幼い子どもが自然と触れ合うのは、五感や体の発達に好影響です。


お庭で遊ぶことのメリット

お子さんと外で遊ぼう!と思いついた時に、皆様はどのような場所を思い浮かべますか?
多くの人はやはり『公園』を思い浮かべるのではないでしょうか?
今回のコラムでは、公園ではなく、あえてお庭のご提案をさせて頂きます。

公園とは違うお庭の良い所!


  • いつでも気軽に楽しめる!
    ・・・リビングの掃出しから出られて、庭があればいつでも遊びたい時に遊べる。
  • 安心安全!
    ・・・少し目を離した隙に居なくなったり、遊具の高い所から落ちたり・・・などの危険性が少ない。室内から見える位置に遊び場を作れば、何かあってもすぐに気づけるし駆けつけられる。
  • 衛生面がきれい
    ・・・タバコの吸い殻だったり、公共の場所にはたくさんの汚いものがある。

お庭で子どもを育む


子どもはお庭でどんな遊びをするのでしょうか?

■広い芝生のある庭…
ボール遊び。サッカー。かけっこ。プール。水遊び。昆虫探し。
■土スペースの確保…
砂場。土遊び。花壇。菜園。
■舗装部分であるテラス…
花火。雪遊び。バスケ。食事。

お庭で子どもと共有できること

お子さんとお庭で時間を共有しましょう!
ここでは、お子さんとお庭で共有できそうなことをメリットと一緒に紹介していきたいと思います。


天然の芝生を敷く

・・・芝生があると、ペットやお子さんが裸足で駆け回っても、足に小石が刺さったりしないので安心ですね。お庭の見栄えも良くなります!
・・・いざ、芝生をやろうと!考えた時に管理面はどうなのだろかと気になりませんか?実際に、芝生はしたいけどお手入れは大変だと思われがちです。天然芝を敷くなら、人工芝を敷いた方が管理が楽なのも事実です。実際に、芝生の管理にはそれなりの時間がかかります。しかし、お子さんと一緒に水やりをしたり、芝を刈りこんだりすることで、時間を共有できて一つの思い出になることもあります。決して、デメリットだけではありません!
芝生に関しましては、次の項目でもう少し詳しく触れたいと思います。

家庭菜園をする!

家庭菜園や花壇などを子どもと一緒に作ってみましょう!
土を掘ってみたり、お水を上げてみたり・・・育てた野菜はお子さんと一緒に食べることが出来ます。
一緒に作った野菜を食べられる空間もお庭に作ってしまえば、お庭で一つのライフスタイルが生まれると思います。

子どもと家庭菜園をするメリット


  1. 知識が増える
    ・・・育て方や野菜の種類などを自然に覚える。
  2. 責任感を生む
    ・・・水やりをサボれば、野菜は枯れる。野菜も生きているので命の大切さを知る。
  3. 野菜嫌いがなくなる?
    ・・・自分が育てたものは愛着が沸くので自然と好きになれる・・・はず!
  4. 自信が付く
    ・・・「野菜を立派に育てた」「あるいは嫌いな野菜を食べられた」そんな時は子どもを褒めましょう!パパ・ママに褒められたという経験は自信に繋がります。

芝生、家庭菜園の2つの点のみでも、お子さんと成功体験や思い出が共有できます。


天然芝と人工芝

前の項目でも芝生について少し触れましたが、ここではもう少し詳しく書いていきたいと思います。

やはり圧倒的に子どもが楽しく遊べるスペースとして必要なものは芝生です。
駆け回ったり、裸足になったりして遊ぶので、転んでも痛くない柔らかい芝生が安全です!

天然芝


メリット

手入れが行き届いた芝はきれいに見えます。これは天然芝最大のメリットです。芝がクッションの役割を果たすので、ペットや子どもが遊ぶ環境としては最適です。砂利や破片などを踏んでケガをする可能性が低いのが良い点です。
土の庭と比べると水たまりや、泥やぬかるみが無くなります!

デメリット

芝の刈り込みが必要です!芝が伸び始める5月頃から休眠に入る10月頃まで月1回程度の刈込が理想的です。冬は芝の色が変わるので、冬になると景観が失われてしまいます。

先にも述べたように、芝刈りは家族行事にしてしまえばデメリットではありませんね!



人工芝


メリット

手入れが最小限で一年中きれいです。
芝刈り、水やり、肥料やり、いずれも要りません。一年中きれいな景観を保てる。土埃が付きにくいのも良い所です。子どもやペットが遊びやすい所は天然芝と同じメリットです。庭園や競技場にも人工芝は多く利用されています。人工芝は土のみならず、コンクリートやタイルの上にも敷くことができ、庭以外にもベランダや屋内施設にも対応ができます。

デメリット

人工芝は人工物なので残念ながら寿命があり、いずれは貼り替えが必要になります。寿命は10年位が目安になります。

費用としては、天然芝より人工芝のほうが高価になります。


舗装するならこんな素材も!

ここでは、お子さんやペットに優しいお庭を作るちょっと変わったブロックを紹介します!
そのブロックとはTOYOのES・ROCK Sです。
ゴム材を100%使用しているこのブロックなら、子供の遊び場に最適です!



ゴムの素材ならではの踏み心地がおもしろくて良さそうです!

お庭と危険

自宅のお庭でお子さんを遊ばせる最大のメリットの一つは、家事をしながら子供の様子を見ていられるという事でしょう。親の目が届くことで、子どもも親も安心しながら、のびのびと過ごすことが出来ます。


  • 飛び出しを防止する!
    子どもがうっかり道路に飛び出さないように柵や生垣を建てましょう。飛び出しをガードしつつ、外の様子を見渡す為には低めの生垣がお勧めです。
  • 頭が通れば体も通る
    子どもは頭が通れば、体は手すりをすり抜ける事が出来ます。計算上では、一応手すり子の間隔が11㎝以下であれば、頭が通りません。もし、これ以上あれば、子どもが大きくなるまで、手すりの間にロープを張るなどして対策をしましょう。
    ただし、パイプやロープを横に取り付けると、子どもが足をかけて登る危険性があります。
  • 踏み台になるものは置いてはいけない。
    ベランダに椅子などが置いてあり、子どもがその上を上ったりするのであれば、極めて危険です。

自宅のお庭でお子さんを遊ばせる最大のメリットの一つは、家事をしながら子どもの様子を見ていられるという事でしょう。親の目が届くことで、子どもも親も安心しながら、のびのびと過ごすことが出来ます。

お庭を楽しむためにひと工夫

こんな物があるとお庭を楽しむエッセンスになるのかもしれません。


  • レモングラスを植える
    外に出るとやはり虫の存在が気になりますね。レモングラス(トムヤムクンの主材料)を植えておくと天然の虫除け・蚊除けになるのでとても便利です。
  • 砂遊びが出来るコーナー
    砂でお山を作ったり、穴を掘ってみたり・・・砂遊びを通して、自然に想像力を高めることができます。将来、砂場としての仕様を終えたら、菜園スペースや花壇として再利用する事ができます。


  • 思い出を飾る
    お子さんが、幼稚園や小学校で作った似顔絵とかアサガオとか、記念になるものが飾ってあると、よりお庭に愛着が沸くのではないでしょうか。

  • アサガオ・・・ポットでもグリーンカーテンでも素敵!
  • 七夕・・・目立つ位置に笹飾りを置くスペースや既存の植栽に短冊を付けて楽しむと良い。
  • こいのぼり・・・付けられるポールがあると便利!
  • フラワーポット・・・玄関先やデッキの下に飾ると良いかもしれません。

こちらのような記念手形も良いですね!一緒にお庭を作った思い出になります。


さらには、お客様ご自身の手で、お庭に一工夫を加えてみると良いかもしれません。
自分自身の手でアレンジする事によって、さらにお庭に愛着が沸く事でしょう。

さて、いかがだったでしょうか?
皆様のお役に立てたのなら幸いです。


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